Microsoft 365のExcelでは新しい関数も使えるが、仕事で使いやすい関数は「新しい関数」だけではない。SUMIFSやCOUNTIFSのような定番関数も、集計表では今でも強い。
この記事では、Microsoft 365で使えるExcel関数を、仕事で使う順番に近い形で整理する。
選ぶ基準は新しさではなく作業に効くか
関数を覚える目的は、関数名を増やすことではない。抽出、検索、集計、文字列整理、数式整理のどこに効くかで見る。

仕事では新しいかどうかより、壊れにくく説明しやすいかが効く。
初心者向けに先に覚えたい関数
まずは集計と条件分岐を押さえる。
- SUMIFS: 複数条件に合う数値を合計する
- COUNTIFS: 複数条件に合う件数を数える
- IF: 条件で表示や計算を分ける
- TEXT: 日付や数値の見た目を文字列として整える
SUMIFSとCOUNTIFSは、部署別、担当者別、月別の集計で使いやすい。ピボットテーブルほど大きな集計でなく、表の一部に結果を置きたいときに向く。
中級者向けに覚えたい関数
次に、検索と動的配列を覚える。
- XLOOKUP: コードやIDから値を探す
- FILTER: 条件に合うデータを抽出する
- SORT: 一覧を並べ替える
- UNIQUE: 重複なし一覧を作る
このあたりから、手作業のコピーやフィルター操作を数式に置き換えやすくなる。ただし、共有先のExcel環境で使えるかは確認する。
文字列整理で使いやすい関数
外部システムから出したデータやCSV風の文字列を扱うなら、文字列系の関数が効く。
- TEXTSPLIT: 区切り文字で分割する
- TEXTBEFORE: 指定文字より前を取り出す
- TEXTAFTER: 指定文字より後を取り出す
- VALUE: 文字列の数値を数値に変換する
- DATEVALUE: 文字列の日付を日付値に変換する
文字列整理は、集計前の地味な作業として出てくる。見た目が数値や日付でも、Excel内部では文字列のままというケースは多い。
応用向けに覚えたい関数
数式が長くなってきたら、LETを検討する。FILTER、SORT、UNIQUEを入れ子にした式は便利だが、あとから読みにくい。
VSTACK、HSTACK、CHOOSECOLS、TAKE、DROPも、表の形を整える場面で候補になる。ただし、この記事では個別の深掘りはしない。先に使う場面が多い関数から覚えた方が続けやすい。
覚える順番
実務で使うなら、次の順番が扱いやすい。
- SUMIFS / COUNTIFS
- XLOOKUP
- FILTER / SORT / UNIQUE
- TEXTSPLIT / TEXTBEFORE / TEXTAFTER
- VALUE / DATEVALUE / TEXT
- LET
まとめ
Microsoft 365のExcelでは便利な関数が増えている。ただ、実務では定番関数と新しい関数を混ぜて使う方が自然だ。新しさだけで選ばず、作業のどこを減らしたいかで選ぶ。


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